1987年度(昭和62年度)(1988年(昭和63年)3月修了) 修士論文題目

No. 専攻・専修 氏名 題目
1 哲学(哲学) 岩崎 豪人 知覚・信念・実在―ヒューム哲学における―
2 哲学(哲学) 寺田 俊郎 意志の自律―カント実践哲学に於ける自由概念の検討―
3 哲学(哲学) 樋口 善郎 ヘーゲルに於ける精神と意識の関係について―『精神の現象学』の一考察
4 哲学(哲学) 松尾 宣昭 フッサールの「本質記述」について
5 哲学(哲学) 松田 克進 スピノザ形而上学の論理
6 哲学(哲学) 森 秀樹 形而上学としての現在―ハイデガー中期思想の成果と課題―
7 哲学(哲学) 赤井 清晃 アリストテレスに於けるディアレクティケーの意味
8 哲学(哲学) 吉本 浩和 ハイデッガー哲学の展開
9 哲学(倫理学) 佐藤 義之 メルロ=ポンティにおける「見えないもの」の概念について―存在論の新しい試み―
10 哲学(中国哲学史) 柳田 裕延 「四書集注」の主要論点―性理学による注釈の様態―
11 哲学(中国哲学史) Fung Kam-Wing 方氏学派と三浦梅園―気の哲学の比較的考察
12 哲学(中国哲学史) 小笠 智章 邵雍の観物思想と象数論
13 哲学(西洋哲学史) 河野 一典 アウグスティヌスにおける『創世記』冒頭の解釈について―マニ教徒論駁をめぐって―
14 哲学(西洋哲学史) 瀬口 昌久 魂の国制と国家の徳―プラトン『国家』における人間と国家のアナロジー再考
15 哲学(西洋哲学史) 武藤 整司 物体的観念から観念の表象的実在性へ―デカルト形而上学の構想と枠組
16 哲学(西洋哲学史) 田中 今日子 プラトン『パイドン』における魂不死の最終論証
17 哲学(西洋哲学史) 脇條 靖弘 プラトン『国家』における正義と幸福の関係
18 宗教学(宗教学) 秋富 克哉 初期ハイデッガーに於ける有の思索と歴史の問題―生起・忘却・反復―
19 宗教学(宗教学) 長谷川 新一 ニーチェの永遠回帰説
20 宗教学(宗教学) 美濃部 仁 フィヒテ「知識学」の構造(1794-1797)
21 宗教学(仏教学) 石田 智宏 Bodhicaryāvatāra 第5章について―śāntidevaの戒思想―
22 宗教学(仏教学) 栗原 尚道 Kambala作 Ālokamālā について
23 心理学 関口 理久子 ネズミの時間情報処理に関する海馬の機能について
24 心理学 高井 弘弥 乳児期初期における母子間のコミュニケーション活動
25 心理学 辻田 素子 社会的行動による刺激統制の分析
26 心理学 南 亜古 システム維持の必要性が報酬決定手続きに及ぼす効果
27 心理学 金 潤玉 幼児の数能力の発達
28 社会学 上村 隆広 ルーマンの社会システム論の視座
29 社会学 筒井 琢磨 加齢現象と社会
30 社会学 樋口 進 現代資本主義国家論における「自律性」問題―ハーバーマス,プーランザスの所論を中心として―
31 社会学 吉田 絨 アドルノの芸術社会学
32 美学美術史学 太田 明子 R.インガルデンの美学理論-現象学的美学の考察-
33 東洋史学(東洋史学) 谷井 陽子 清代直省各衛門の統属関係―虧空の処理を中心として
34 東洋史学(東洋史学) 堤 一昭 クビライ政権とスベエティ家
35 東洋史学(東洋史学) 金 民壽 西晋末の流民と江南の諸反乱
36 東洋史学(東洋史学) 藤田 高夫 前漢後半期の政治構造に関する一考察
37 東洋史学(西南アジア史学) 岩武 昭男 ニザーム家のワクフー14世紀ヤズドの2人のサイイドについて
38 東洋史学(西南アジア史学) 春田 春郎 紀元1,2世紀のエリュマイス王国
39 東洋史学(西南アジア史学) 宮保 聡子 サファヴィー朝時代のギーラーン
40 西洋史学(西洋史学) 佐々木 博光 ドイツ騎士修道会とプロイセン人
41 西洋史学(現代史学) 藤永 壮 朝鮮鉄道敷設権をめぐる日朝交渉―日清・日露戦間期を中心に―
42 考古学 桑原 久男 畿内弥生土器の推移と画期
43 考古学 難波 純子 殷代青銅彝器の流派
44 考古学 森下 章司 古墳時代における鏡の製作と使用
45 国語学国文学 安隨 直子 「物語」の文章展開―「かなぶみ」の成熟―
46 国語学国文学 今井 たよか 超越への視点-「梁塵秘抄」の法文歌から-
47 国語学国文学 田村 俊介 紫式部の光の表現について
48 中国語学中国文学 赤松 祐子 宋詞の押韻に見える江南の言語
49 中国語学中国文学 小門 典夫 上古漢語にみえる所謂”無義”字について―「其」の文法的考察―
50 中国語学中国文学 楊 冬静 《紅楼夢》と湯顕祖の”ニ夢”―「紅楼夢」の夢についての考察
51 梵語学梵文学 箕田 正開 Rig-vedaにおける語根 vidh,vindhについて
52 フランス語学フランス文学 今村 享 Sur le Mythe de Sisyphe ≪Etude sur le rapport entre le dénuement et l’absurde≫
53 英語学英米文学 野田 明 A Study of Moby- Dick: Ishmael as Imposter
54 英語学英米文学 真鍋 晶子 A Study of James Joyce’s A Portrait of The Artist as a Young Man: An Innate Artist Stephen Dedalus Under the Irish Nets
55 ドイツ語学ドイツ文学 千田 春彦 Ein Versuch über Robert Musil
56 言語学(言語学) 岸田 文隆 「三譯総解」の言語資料的価値について
57 言語学(言語学) 岸田 泰浩 フィンランド語における主格の分布について
58 言語学(言語学) 澤田 英夫 現代ビルマ語における補助動詞化の類型について-事象修飾と事象判断-
59 言語学(言語学) 塩谷 茂樹 甘粛・青海省の蒙古系孤立的諸言語における音声変化の研究―保安・東郷・土族語における前舌・非円唇母音*e,*iの発展について―
60 言語学(言語学) 藤代 節 古代ロシア語の関係詞иже,котоыйについて-16世紀の文献を中心とした関係詞の変遷-
61 言語学(言語学) 酒井 弘 英語句動詞の研究
62 言語学(西洋古典語学西洋古典文学) 上村 健ニ ウェルギリウス「アエネイス」―maiusopusの解釈をめぐって―
63 言語学(西洋古典語学西洋古典文学) 佐藤 義尚 ギリシア悲劇の自由と創造―アイスキュロス『コエポロイ』コンモスにおける儀礼の秩序とドラマトゥルギーの秩序―