展示コーナー・書庫見学
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展示コーナー
入口正面の通路脇に2台の展示ケースを並べ、6点を展示しました。
『源氏物語』
書庫見学(1) A書庫
A書庫では図書館の沿革についてお話がありました。文学研究科図書館が現在の場所で業務を開始したのは1997年のことで、それまでは哲学科・史学科・文学科の3つの閲覧室に分かれていました。
書庫は2層でそれぞれの研究室ごとに関係する図書を選定しています。分類は十進分類ではなく独自分類を採用しています。
書庫見学(2) B書庫(言語学)
B書庫には源氏物語や平家物語といった国文学関係の図書や修士論文・博士論文などのほか、言語学関係の資料があります。チベット語でかかれた仏典である西蔵大蔵経やサンスクリット語、スラブ語、ペルシャ語など様々な言語で書かれた資料を扱っています。
書庫見学(3) D書庫(中哲文)
D書庫の中国文学・中国哲学分野の資料は四部分類という中国の伝統的な分類法でならべられています。資料は儒教の経典などを中心とした経部(A分類)、歴史関係の史部(B分類)、諸子百家などの様々な学問からなる子部(C分類)、文学関係の集部(D分類)という四つに分類されています。
またD書庫には、現代の装丁方法とは異なる線装本と呼ばれる古い書物が数多くあります。このような古い書物が現代の図書と同じように利用され、学習や研究に活用されているのも、当館の特徴の一つです。
書庫見学(4) 特殊文庫(C書庫)
当館では、田辺元博士、田中美知太郎博士など文学部元教授の旧蔵書を中心に「特殊文庫」として受け入れています。今回は、京都学派を築いた西田幾多郎の旧蔵書が紹介されました。西田文庫には西田幾多郎自身の書き込みが残された本も多く含まれますが、そのような本は別途貴重書庫で保管しています。
特殊文庫の前には哲学・文学・美学・宗教関係の本がならぶC書庫があります。
書庫見学(5) F書庫(日本史学)
F書庫には史学系の専修の図書が配架されています。日本史外分野では近世から幕末にかけての史料や自治体史などを収集しています。
現代史の書庫には手塚治虫全漫画全集なども揃っています。
書庫見学(6) G書庫(考古学)
G書庫には発掘報告書を中心とした考古学関連の資料がおさめられています。考古学では発掘したもののデッサンをすることがありますが、その参考となるような図版が掲載された美術書なども数多く収集されています。